トッカグンとの遭遇。

僕は陸も海も空も辞めたダメ元自衛官

睡魔との戦い。それは夜間訓練。

 教育隊の時点で、夜間訓練を行ってはいたが、昼間に戦闘訓練があった場合。
 もう夜間訓練は、訓練にならないと言ってもいいほど、みんなだらけ疲れていた。
 辺りが暗いこともあって、伏せて待機している時には、もう目を閉じてしまっているくらいである。
 大人数での夜間訓練。だからこそ、上官の目を盗んでは、一瞬でもいいから目を閉じて体を休めようと、そんな訓練姿勢であったことを今でも覚えている。