トッカグンとの遭遇。

僕は陸も海も空も辞めたダメ元自衛官

金曜日はカレーの日!

 毎週金曜日の昼御飯にカレーが出て来た思い出がある。

 これは海上自衛隊では、あるあるなのだが航空自衛隊も同じだった様な気がする。

 まあ、単純にカレーと言っても、ビーフカレーやチキンカレー、ハヤシライスなど、毎週同じカレーが出て来ると言うものではなく、ちょっとずつ変化は見られた。

 カレーの日は、いつもより沢山食べてしまうことで、午後からの訓練がいつもより腹一杯で動けないことが、しばしばあったものである。

 

渋谷ハチ公前にレンジャー!

 マークシティスクランブルスクエア。

 さあ、どっちのビルでスイーツを買おうかな?と考えながら歩いていると‥

 緑色の見覚えのある制服を着て、自信満々に歩いてる男性がいた。

 ついには、僕とすれ違った。

 すぐにわかった。

 彼は陸上自衛隊だ。

 だが、ただの自衛隊じゃない。

 胸にレンジャー徽章(きしょう。一般の人は、大抵勲章とかって言っちゃう。)

空挺徽章まで着けていたのだ。

 1人とは言え、なんの用事があって空挺レンジャーが渋谷にいるんだ?と思ったが。

 一般の方々からすれば、制服を着ていても自衛隊の制服だと分からない人がほとんどなんだろうな。

風俗に自衛隊割引!?

 割り引いてサービスやモノを得られるなら、その方が良いに決まっている。

 映画館で、大人、学生、子供‥。

ここまでなら意味はわかる。

 そして、隅の券売項目に『自衛隊』を見つけた時には驚いた。

 さらには、とある自衛隊基地の付近にある風俗店には、『自衛隊割引』と言う看板があったのも覚えている。

 自衛隊の制服を着て風俗に入る仲間も多かったが、かなり自衛隊で売り上げを伸ばしていたのであろう店舗からしてみれば、自衛隊が来店してくる週末は稼ぎ時だったに違いない。

 かく言う僕は、自衛隊割引のない店舗にお世話になっていたくちである。

 

迷彩シャツとODシャツ

 自衛隊の軍服の下着と言えば、迷彩かODシャツだった。

 僕は迷彩よりODの色が好きで、そちらばかり買っていた。

 問題はシャツの生地だ。

 綿系と、ポリエステル系がある。

 ポリエステル製の方が綿より色合いが濃く、見た目がしっくり来たのが選んだ理由だった。

 『汗をすばやく吸収し、乾燥させる。』

みたいな売り文句も、購買意欲を駆り立ててくれた。

 だが、実際は汗はあまり吸わないし、乾燥したら汗くささ倍増だし、汗吸わなすぎて、肌に出来物できるしで、散々だった。

 良く考えてみれば、そりゃそうだ。

 『ポリエステルが汗を吸うわけない。』

戦闘訓練後は、炭酸飲料を3本は買ってた。

 戦闘訓練に、猛暑日なんて関係ない。

ただ、訓練中は水を飲むことさえ上官によって制限される。

 例え、水筒の水を飲むことが許されたとしても、一度に飲める水の量は、水筒のキャップに2杯から3杯が良いところだ。

 だから、訓練後には自動販売機の前に行列ができる。

 1人あたり1回につき2~3本購入していた。

 1本目は、イッキ飲みだ。一瞬でなくなる。

 2本目も、ほぼイッキ飲みに近い飲み方だ。

 3本目でやっと味わいながら飲むと言ったところだ。

 炭酸飲料ばかり飲んでいたあの過酷な時代。よくも糖尿にならなかったものだ。

 

自衛官時代の仲間達の今。

 同期や上官など、自衛官に就いていた時代に知り合った方々は、今どうなっているのか?

 たまに気になって、インターネットで様々な自衛隊画像を検索している。

 直近だと驚いたことに、僕のお世話になった幹部の方々は、ほぼほぼ隊長クラス以上になっていた。

 しかし一方で、同期や幹部未満の下士官クラスの方々は、いくら検索しても誰一人としてインターネットの写真1つにすら映っていなかった。

 以前勤めていた場所に、自衛隊の祭り事などがあった際、民間人として参加すれば会うこともあり得るかもしれないが、今のところその様な気は起きない。。

予備・即応自衛官になりたい?

 まだ自衛隊への未練が残っているのか。

民間人になってから、相当の年月が経ったと言うのに、予備・即応自衛官募集のホームページを見てしまう。

 年齢的にまだ志願できるからこそ、気になって仕方ない。

 このまま民間人、その中でも下級庶民として生きながらえ、人生に後悔を残しつつ老いて行くだけ。

 そんな生き方を望まないにせよ、変えることができない者たちが、なんと多いことか。