足をケガした同期。しかし、その扱いは。。
訓練中にケガをすることはある。
ケガをしないようある程度のことは、班長達も気をつかってくれていたのだと思う。
しかし、それにしては良く殴られ、蹴られしたものである。
そんな教育隊の訓練中に、同期で同じ班の仲間が足をケガした。
教育隊中に、ある程度の教育訓練を受け切れなかった場合。
再度、教育隊に入隊し、教育を受けなおさなければならないと言われたのだ。
教育隊にもう一度なんて…と同期は思い、松葉杖をつきながら受けられるだけの訓練は受け、あとは見学と言う形だった。
そんなある日、訓練で非常呼集がかかった。
松葉杖をつきながら、ヨロヨロとして階段を降りる同期に、当時の班長が…
「チンタラしてんじゃねぇ!」
と、怒なりながら、蹴りをいれていたのだ。
あの階段での光景は、忘れられない。