1つの小便器を2人でわかち合う友情。
連帯感。それは教育隊にいると常々感じることである。
しかし、同じ時間に起きて、同じ飯を食って、同じ訓練を受け、同じ時間に寝ていると…
やはり、同じ時間にウンコをしたくなる。
大便器が埋まるのは仕方ない。早い者勝ちだから、みんな必死だ。
しかし、小便はなんとかなる。
実際に、訓練時間のほんの隙間時間にトイレで小便をする場合。
状況によっては、いっきに隊員が小便に向かうため、短時間で効率良く小便をしなければならない時もある。
今でも覚えているのは、「半分使え!」と、小便器の片側に、同期がより、ぼくは「ありがたい!」と返事して1つの小便器を2人で使った記憶がある。
今となっては、実際にやったこととは言え、信じがたい光景である。