トッカグンとの遭遇。

僕は陸も海も空も辞めたダメ元自衛官

鬼滅の刃 鬼舞辻の言葉

 鬼滅の刃は絶大な人気を誇っている。
 漫画は完結してしまったが、それでもなお、人気が衰えない。
 独特な世界観で読者を魅力するが、その中でも武士道、犠牲精神など、昔の日本人にはあったが、現代人が失ってしまっているものが目につく。
 「武士道とは死ぬことと見いだしたり。」
 「女は男の三歩後ろを歩く。」
そんな言葉を思い出す。
 そんな漫画の中で、一際目を引くのが鬼舞辻の言葉だ。
 彼の言葉は残忍、冷酷だが、あながち間違ったことを言っていない。
 庶民、大衆が「わかっているけど認めたくない現実論」を随所で言い放つ。
 それが今、我々のいる現実世界にも共鳴する内容になっている。
 作者は謎に包まれている部分が多いが、作者は、なにを思い、なにを考え、そして今の我々の存在している「濁った世界」になにを訴えたかったのか、そこが気になる部分ではある。