目指せ!海上自衛隊!
自衛隊の地方連絡部に申し込みをして、早い段階で入隊するには、どうしたら良いかと相談してみた。
一般的に知られている4月入隊の他に、中途半端なシーズンにも状況により求人募集をしていることがわかった。
当時の求人内容は、海上自衛隊で通称「練習員」と呼ばれるものだと知らされた。
言い方は良くないが、「練習員」とは最も下級の段階からじっくりと叩き上げのステップをしていくと言う道のりなのだ。
とりあえず選択肢のなかった僕は、練習員でも。と言う気持ちで試験に挑戦することとなった。
試験で心配になったのは、陸上自衛隊を短期間で辞めてしまったことに面接で突っ込まれるであろうことだった。
僕の当時の退職理由は通用するのだろうか?
そんな考えを胸に、来たる試験日に備えて、派遣の仕事が終われば、筆記試験対策の勉強、と言う毎日がしばらく続いたのである。