正式 入隊
誓約書なるものにサインをしていた時だった。
なにやら、これから僕たちの教官になる方々が、まじまじと何かを確認しているのがわかった。
確認が終わると…
教官達の、はいってはならない本格的なスイッチがはいってしまったのである。
もはや、先ほどまでの人物とは、人が変わった様な怒号を僕たちに浴びせ出したのである。
怒号だけ、大声だけで、僕たちが、びびるとでも思うか?
なんてことを頭の中で思い浮かべていたら、すぐさま、至近距離の同期が軍靴で蹴られたのである。
その瞬間、ああ、本当にヤバい所にきてしまった。
そう思った記憶がある。